みつばちの一生

今更ながら白状しますが「ディスタンス」という言葉、今年になって覚えた言葉です。おそらく多くの方もそうだと思います。
「羽化」という言葉。はて、いつ覚えた言葉だろうか?ちなみに「うか」と読みますが「ふか」とは違うのでご注意を。

10月下旬のこと。近所の小学校から2年生の児童、引率の先生もあわせて数名ですが会社に来ました。小学校恒例の町探検っていう遠足みたいなものです。

今の時世、イベント関連ほとんどが中止になる中で、うちの店舗イベントも中止にしたばかり。でも小学校の先生も児童たちの思い出作りに一生懸命のご様子だったんですよね。マスク姿数名ならということで了承しました。

滞在時間30分程度だったでしょうか。することといっても、普段の仕事の話をするだけですがそこで話したのが「みつばちの一生」。そこで気づいたのが2年生ってどこまで漢字や言葉を知ってるんだっけ?
読めない漢字をいっぱい使ってしまったんじゃなかろうか?私が作った説明書きに沿って話をしますが先生が横で言葉の説明をしている始末。大変申し訳ございません配慮が欠けておりました。(羽化って言葉難しいよな。孵化って卵からかえることを言うんだよ。)

そんなこんなで最後に質疑応答する時間があるんですがハチミツやみつばちのこと以外に児童からこんな質問をされました。

「はちみつ屋さんはいつもどんなことを考えて仕事をしているんですか」

!…うぇっ!…これには正直ドキッとしました。どこぞのプロフェッショナル番組でも始まったかと。仕事のことを考えてるいるが、そもそもはちみつ屋とは何ぞやと聞かれたような気がする。(もちろんオジサンは30秒ごとに○○○なことを考えてるなんて言えません。)
なので模範解答になるでしょうか。「ミツバチが住みやすい環境を作るにはどうすればいいかを考えもごもごもごもご…」と。答えました。

私も齢をとったか実はこの問いかけ。回答するには一生の時間を必要とします。

ヒトによってはお金や家族含め大事な人や地位や名声もごもご…もっとあると思います。
その時その場所その立場、ミツバチの立場で考えてることは変わるって言っていいのだろうか。それで良いのだろうか悪いのだろうか。答えがありません言葉にならないと言っていいだろうか。だから特に考えてないとも言えないし。知らないといけないこともたくさんある。はちみつ屋は生きてくために何を考えるべきか。(2年生にはまだ伝わらないかな。)

みつばちの一生について話しながら俺の一生について考えさせられた、良くも悪くも末恐ろしい小学2年生に出会った、なんか私の小2の鼻垂れた時分を思い出し恥ずかしく思った、そんな一日でした。

(喜んでくれた様子で。まあやるべきことはわかっているみんな!身体に気を付けて、励みましょうお互いに。ヤマトの配送もやってます。)

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