もう一回聞いてみようかな。苺はお好きでしょうか?好きじゃない人、もしくは高いっていう人、私の友人のなかにはチラホラ点在するんですが、そういう人には「ビタミンCと思って食べなさい」と伝えます。
かくいう私は苺ミルクジュースをたまーにすすっている程度ですが。
ところで。果樹はじめ様々な農作物の栽培にミツバチを使用する。って聞いたことある人もいるかもしれません。
養蜂業の大事な仕事として実りある農作物を作るため、園芸農家さん向けに受粉交配用ミツバチの貸し出しがあります。
販売する方法もありますが、うちでは貸し出しを主に行います。今回、苺と何が関係するのかってそう!受粉交配用ミツバチを届けに苺農家さん(正確に言うとビニールハウス)にお邪魔します。
これからが本番、寒い冬をむかえるといろんなお店で苺を見かけませんかね?デザートやらパンやら。一番はケーキかもしれません。(聖なる夜に食べるあのケーキ。例年私が、すき家で牛丼食べるあの夜です。)
苺にもいろいろな栽培方法がある中で、もちろん露地とはいかないので、来年の春くらいまで収穫する苺のハウス栽培が始まります。ビニールハウスは基本温かいのでミツバチも飛びます。冬、苺は旬とは違うのかな?でも結構栽培が盛んなんですよ。苺農家さんの開花の合図でミツバチの移動も始まるんです。
日が落ちて暗くなり、寒くなると、ミツバチも一斉に巣へ戻ります。そのタイミングを見計らって巣の入り口を塞いじゃいます。(スマホを駆使して明るく撮ってますが結構暗いです。ブレブレでごめんなさい。)
一応、空気窓はちゃんとあります。夜中早朝にやってもいいんでしょうが人間の方も巣に戻って。寝ます。ミツバチも入り口塞ぎっぱなしは駄目ですが一晩くらいなら大丈夫です。
そのままトラックに積むんですが出発は翌日の早朝です。
今回は天気が良かったので、朝日の光も澄んだ空気もすこぶる気持ちが良い。眠い。
つくば市も広いですが、つくばに限らず、隣町を超えていろんなハウスに向けて巣箱を載せたトラック走らせてます。(南京結びが必須です。気になる方はどうぞgoogle検索!)
ハウスに着いたら巣箱の入り口を開けて、ミツバチが飛び立つのを見送ります。(二枚目の写真。私の長靴が写ってますが顔の辺りにハチが飛んでくるんでそのあとダッシュ寸前の様子でもあります。)
来年温かくなったころ。そうですね。いちご狩りにお出かけの際はすこーし横目で巣箱を探してみてください。置いてあったらでいいので。どうぞひとつ。頑張ってるミツバチに労いの言葉でも。
(巣箱また回収してまわるんですがそれについてはまたいずれ)
苺の話も素敵ですね
実はお願いがあります。
茨城県出身の世界的俳優の三浦春馬氏が逝去されました。とても郷土愛の強い方でしたね。春馬さんを記念して桜の蜂蜜を作って頂けると、感激します。
春の馬などの名前をつけて頂けると嬉しいです。身勝手で荒唐無稽な相談で申し訳ありません。
よろしくお願い申し上げます。
木山様コメントありがとうございます。
三浦春馬さんのことは存じ上げております。察するに思い入れがおありとご理解します。私事の話もあって恐縮ですがしばしお付き合いを。
かつて私も友人を亡くしたことがあります。彼自身で自らを手にかけたケースです。彼は冗談好きだったので、当時私が唯一自信をもってお届けできるのが蜂蜜だけ。というのもあって、花も持たず墓前に蜂蜜だけ供えたことがあります。置きっぱなしも良くないだろうと、ひと月ほど経ってからその場で開封して一緒に食べてやろうかと、今度は花を持って墓の前に立ったらなんとその蜂蜜
無色透明になってました。
ごめんなさいただそれだけの話です。食べることはしなかったので味はわかりませんが、開封して中身を空けその蜂蜜の瓶に小さく切った花を挿して彼の好きだった銘柄の煙草を吹かして帰りました。
春馬さんの弔いに春の桜蜜を選ばれるとは木山様も素敵でらっしゃいますただ。偲ぶ気持ち・行為は無色透明がよろしいかと思います。記念や名前といった「色」は木山様ご自身でお付けできる、そのままの状態が良いという意味です。木山様のお気持ちは決して身勝手で荒唐無稽ではありません。正直申し上げますと、残念ながら恐れ多くて私にはその蜂蜜に名前が付けられません。もし木山様だけが持つ目に浮かぶ姿、声や匂いがおありならばもっと素敵な色が。付けられるはずです。私自身の経験もありますが養蜂にたずさわる立場の人間の意見としてご理解ください。
以上ですが答えになっていなければごめんなさい。ただひとつ。すでに桜蜜そのものは店舗にて扱いはあります。私も詮索はしませんが春馬さんのお墓の側に桜の木があるならば、花が咲くころ。蜜蜂は元気に飛んで行ってるはずです。
春馬さんの桜の蜂蜜がいつか木山様の口にも入ることを願うばかりです。長文失礼致しました。