安全でおいしいはちみつを求めて④(契約養蜂家訪問)

1.CIPSA社 契約養蜂家 マウリシオ氏訪問(2011.2.3)その2

前回、日本の養蜂は現地蜂場(ほうじょう)ではちみつを採集することをお伝えしました。しかしアルゼンチンでは違うのです!

現地蜂場で巣箱からはちみつの貯まった巣枠(すわく)だけを取り出し、自宅へ持ち帰ります。そして自宅にある設備にてはちみつを採集するのです。

機械化が進んでおり、大量のはちみつを採集するための対応が充分に施されていました。

※ 写真は自動蜜蓋切りです。巣にかかっている蜜蓋(みつぶた)を電機カッターで切り、遠心分離機に投入します。(中心にあるのが固定された巣枠です。熱を帯びたカッターで正確に切り落とします)

2.大型遠心分離機!

蜜蓋をカットされた巣枠は1回に120枚の巣枠が入る「遠心分離機」によってはちみつを効率よく搾ります。(日本の遠心分離機は巣枠が最大でも9枚くらいしか入りません)

1枚の巣枠は2Kg以上ありますので、1回に約240g以上のはちみつが採集されます。すごい!採集されたはちみつは濾過(ろか)だけを行い、ドラムに充填されCIPSA社へ送られます。加工設備、添加物などの配置は一切無いことも確認できました。

※写真は巣枠を入れるマウリシオさんの息子、ホワンナバシオさん。

3.出荷待ちのドラムには・・・

写真は出荷待ちのドラムです。ドラムには昨日(2月2日)CIPSA倉庫で確認したRENAPA番号が記載してあり、養蜂家ごとのトレースが出来ることを改めて確認することができました。

※ 意外だったのは、採集したはちみつは自宅での販売(小売など)はしておらず、そのほとんどは輸出用としていました。初日(2月1日)に訪問したブエノスアイレス市内の90歳サモエル氏とはまた違う環境のせいか、ビンに詰めたはちみつはありませんでした。

4.レトロなサッカーゲーム

休憩室に置いてあった、レトロなサッカーゲームです。すべて手動!

サッカーの国なんですね。遊んでいるのは同行の戸谷さん。(外国語に精通!)

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